ご報告遅くなりましたが、、新座交響楽団でブルッフ弾いてきましたよ~ん。
バロック以外の曲でオーケストラをバックに弾かせて頂くのは本当に久しぶりだったので、いい緊張が保てるか、というのが今回自分的には大きなカギだったのですが、、
前夜ついうっかり夜中まで観てしまった(笑)、W杯ベルギー×イングランド戦。
でも、そこからとても良いヒントを得られました…!!
得点には結びつかなかったものの、とてもいいシュートを打った選手がいて、そのシーンをVTRで振り返った際の解説者のコメントが、
「リラックスして、イメージ通りに動けたんでしょうね!!」
って言っていたんです。
「リラックスして、イメージ通りに動く」
とってもとっても当たり前のこと。
だけど、それを本番の緊張した中、普段の練習とは違う場所、一人で練習している時とは違う環境下でするということの難しさ。。
指の先の先まで神経を使い、繊細な動きをしている私たちが、ちょっとしたことでその動きを狂わせられないようにするには、絶対的な練習量とメンタルの強さ、そしてイメージを持ち続けることが必要です。
今から振り返ると、前日のリハーサルでは色々な事に気を取られて、音楽全体のイメージも動きそのもののイメージも、上手く持てていませんでした。
緊張している訳ではないけれど、自分の思い通りにしようと力んでリラックスが全く出来ていなかったし、そもそもリラックスしよう、って思いつきもしなかったかも、、(笑)
緊張もね、大事なんです。
いい緊張感が無いと、私はいい演奏に繋がらない。
だから、どちらかというと私は”緊張”を”いい緊張”にしようとばかり思っていたのだけれど、その試合を観ていたらふと、そっか、リラックスするのもいいな、って自然にすとんと府に落ちて、当日のゲネプロの時に自分の思う「リラックスしてイメージ通りに動く」を実践してみました。
これがね~、また思いの外うまくいったのよ!
結果、いい緊張に繋がった、みたいな。
本番はやっぱりそれよりは緊張が強かったけれど、それでも私としてはかなりいいメンタルコンディションで臨めて、音楽のイメージ、音色のイメージ、音のイメージをだいぶ持ちながら弾くことが出来ました~(*´∀`)ゞ
アンコールにバッハの無伴奏ソナタ第3番のlargoを弾かせて頂いたのですが、コンチェルトで相当集中力を使った後ながら、かなり音楽に入れていたと思います。。
結果久しぶりの大舞台で、自分の力をそれなりに出せた本番となったので、次に繋がるいい本番だったのではないかと思います(*´ω`*)
今回は本当に大きな経験をさせて頂きました。
こんな素晴らしい機会を下さった新座交響楽団の皆さん、猛暑の中足をお運び下さったお客様、いいコンサートになるよう全力でサポートして下さったスタッフの皆さん、そして忙しい中私のために時間を作って来てくれた仲間たち、このコンサートに関わって下さった全ての方々に、感謝の気持ちでいっぱいです!
本当に、どうもありがとうございました(*´ω`*)
…練習嫌いの私ですが(笑)、皆さんのご期待に応えられるよう、どんなに少しずつでも、これからも精進して行きたいと思います…!!