洗足学園音楽大学の、音楽史の講義の中での演奏、というご依頼で、その日はバッハ以外のバロックの授業ということで、ヴィヴァルディの「四季」の”春”を全楽章演奏してほしい、との事でした。
洗足には前田ホールという立派なホールが敷地内にあって、その日はそのホールでの講義だったので、私は出番が来るまで楽屋で待機していたのですが、楽屋のモニターにホール内が映っていて、授業がなかなか興味ある内容だったので、ついつい見入っておりました~(笑)
90分授業の3分の2くらい過ぎた辺りでヴィヴァルディの話になってきて、やっぱりそこでお呼びがかかり、えー今そこ聞きたいんだけど!みたいな。。(笑)
授業だったので客席が薄明るく、午前中の講義という事もあって学生さんの3分の1くらいが気持ちよ~く寝入っているというなかなか無いシチュエーションの中、思いっきり”四季春”弾いてきましたよ~(笑)
2楽章でスースー言って寝てた学生さんが、3楽章に入った瞬間にビクッて起きたのが舞台から見えて笑えました(  ̄▽ ̄)
暴風雨の中、朝から2時間もかけて行って弾いてるんだから、寝てんなよ!Σ( ̄□ ̄;)…っていう思いはモチロンあるのですが、、自分の学生時代を考えたらまぁそんなモンか…(笑)
それはそうと、音大生が1楽章で拍手するのはマズかろ!?(起きてたのはよしとして笑)
その辺は、これから先の日本の音楽業界を担う若者たちよ、ちゃーんとお勉強して卒業してくれたまえ!!(笑)
演奏後、私の楽器やバロックヴァイオリンとモダンヴァイオリンの違いなどについてのインタビューを受け、話すのが苦手な私は寝てる学生相手にもあせあせキンチョー(笑)
でも、個人的には自分の楽器についてインタビューを受けて、改めて考える機会を頂いて楽しかったです♪
…君たちが寝てたあの授業、面白かったよ(*´∀`)
とか言って、きっと私がいい加減に受けてた授業も、いい授業いっぱいあったんだろな。。
失礼しちゃった先生方、ごめんなさい…m(__)m
そんなこんなで、とーっても初心に帰るお仕事でした~!
私もまだまだノビシロいっぱい、もっとお勉強しなきゃ…(*´ω`*)ゞ